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プライベートな、アマルフィ

自然

プライベートな、アマルフィ

誰もが同じ風景を撮る。海沿いの遊歩道や教会の階段から見下ろす、パステル色のポジターノ。それはもはやヨーロッパの夏を象徴する一枚として、何度も複製されてきた。それでもなお美しい——だからこそ、何も変わらない。

けれど、もうひとつのアマルフィがある。それは、有名な町を午前十時に離れる気がある旅行者にだけ開かれている。住所のない崖の上の別荘。三代目がいまも手をかけるレモン畑。そして外国人観光客がほとんど乗らない、マイオーリとチェターラを結ぶ船便。

本当に泊まるべき場所

ラヴェッロのベルモンド・カルーソは、答えとして当然であり、そして正しい。海抜六百メートル、海へとあふれ出すように見えるプール。庭園は宿泊客以外にもほとんどの時間開かれていて、それゆえホテルが土地から切り離された存在にならずに済んでいる。

海岸は訪ねる場所ではない。立ち止まるための場所である。

2026年5月29日 · 自然